元祖PC−8001

- Original PC-8001 -


PC-8001 front  パーソナルコンピュータの名を冠した日本初のマシンです。
 開発部署・発売時期ともにTK−80シリーズ(COMPO−BS)の後継機種にあたります。CPUもCOMPO−BSのμPD8080AFC(μCOM80:i8080A相当)に対して、本機はそのソフトウェア上位互換のμPD780C-1(μCOM82:Z80A相当)を採用しています。しかしこの両機にはソフトウェア・ハードウェア共に互換性がありません。その最たるものが搭載BASICで、COMPO−BSの自社製LEVELII BASIC(4KB)に対して、本機はマイクロソフト社製N−BASIC(24KB)を採用しています。メインRAMも16KBを実装し、更に16KBの増設を可能にしています。
 本機の人気は、発売当初から準備された多彩な周辺機器と、カラーを扱える強力なBASICにありました。また完成品で供給されたというのも大きかったようです。キットを作り上げる楽しみから、必要な物を追加してシステムを構築する、という具合いに用途が広がったのです。
 元祖80はカラー表示こそできたものの今で言うグラフィック機能は無く、160×100のセミグラフィックがすべてです。これを補うハードウェアとして人気を博したのが、サードパーティ製のPCGFGUです。
 本機内部は、拡張ROM(8KB)と増設RAM(16KB)程度の増設しか考慮されていませんでしたから、これらのハードウェアは、少々強引な方法で増設したものです。それでも、特にPCGは専用のゲームが多数発表されたり、互換ハードウェアの製作記事が雑誌に発表されたりと、普及率は高かったようです。

 :パーソナルコンピュータは郵政省の造語との説がある。これが事実ならば、日本初 = 世界初という事になる。


 現在のパソコンは、その機能を拡張する為のスロットを装備しているのが当り前ですが、本機は、ボードを実装できる拡張スロットは備えていません。拡張ユニット PC-8011PC-8012を接続する端子(50ピンカードエッジ)がメイン基板の端に設けられているだけで、拡張スロットは、増設したPC-8012側にあります。
 本機は汎用ICのみで構成されていたため、「互換機」も販売されました。当時国内でも人気のあったApple][コンパチマシンの向こうを張って、オレンジなどというネーミングだったように記憶しています。


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